ポニーリーグはアメリカ発祥の硬式野球団体です。
ポニーリーグは1951年に米国ペンシルベニア州ピッツバーグで発足した、11~16歳の少年少女を対象とした硬式野球リーグです。
75年には日本ポニーベースボール協会が設立され、2021年発足の市川南マリーンズは日本ポニーリーグ協会関東連盟に所属しています。
ポニーリーグの特長は、選手の健全な育成に力を注いでいる点にあります。
具体的には成長期を迎えた選手たちの故障予防と、個性も成長の歩みも大きく異なる選手たち一人ひとりの出場機会確保、選手の尊厳を傷つけない指導やコミュニケーションの推進など、他の中学硬式野球リーグよりもさらに一歩踏み込んだ取り組みをしています。
故障予防については他リーグよりも厳しい投球数や連投の制限、同一日の公式戦における投手・捕手の兼務禁止などで、成長期を迎えた選手たちの身体を守っています。
これらはより多くの投手を育成し、登板機会を増やす必要を生むため、結果として選手一人ひとりの可能性が限定されない効果ももたらしています。
「日本ポニーベースボール協会紹介ビデオ」より
出場機会確保については、リーグ戦を繰り返す公式戦の試合編成と、ソフトボールで広く実施されている「リエントリー制」が導入されています。
ポニーリーグ公式戦はチームの実績を考慮したリーグ戦で開始し、上位チームはさらに上位リーグ、優勝決定トーナメントへと進みます。
リーグ戦で下位になったチーム同士にもリーグ戦やトーナメント戦が組まれ、勝敗に関わらず一大会ごとに5~8の試合が経験できる制度になっています。
ポニーリーグの理念の一つ、「野球は試合に出てこそ学べる」がこの大会形式に表れています。
「日本ポニーベースボール協会紹介ビデオ」より
リエントリー制は、交代してベンチに下がった先発選手が、一回に限り元の打順に復帰できるルールです。監督は思い切った交代が可能になり、自然とベンチ入り選手の出場機会が多くなります。
このルールはレギュラー選手の非固定化を促し、選手間に健全な競争をもたらしています。
監督やコーチの罵声や怒号が禁止されていることも、ポニーリーグの大きな特長です。
観戦している保護者もまた、選手への指導やネガティブな声かけが禁じられており、不必要な干渉ではなく選手たちを「サポート」する役割が期待されています。
選手たちは大人からの視線に萎縮することなく自らの限界に挑戦し、何度でも失敗から学ぶ権利が保証されています。
「日本ポニーベースボール協会紹介ビデオ」より
市川南マリーンズはこれらのポニーリーグ精神を尊重するだけでなく、さらに健全でポジティブなチーム活動となるよう、選手と指導者、保護者たちが活発に議論を交わしながら活動しています。
発足からの年数が浅いチームゆえに、課題もまだまだあります。
しかし体験練習に参加してくれた小学生選手たちが、きまって口々に「楽しかった!」と言ってくれることが私たちを強く励ましてくれつつ、チームとして歩むべき道を指し示す羅針盤となっています。
ポニーリーグ独自の取り組み
日本ポニーベースボール協会の取り組みを紹介した動画が公開されています。
「日本ポニーベースボール協会紹介ビデオ」より
選手一人ひとりの可能性を最大限に引き出すための取り組みや、ポニーリーグとして目指している育成のあり方が、わかりやすく伝わる内容となっています。
ぜひご覧ください。